私は昨年のゴールデンウィーク明けから、求職活動をしていました。求人情報を見るためにハローワークに通ったり、就職情報誌を見たりして、パートの職を見つけるために、あらゆる情報に目を通しました。たくさんの求人情報を見ていて気づいたのは、パソコン操作について、ワードとエクセルの操作ができることという条件が大変多かったことです。就職するためには、求人情報を単に見るだけではなく、パソコンの資格を取って、自分のレベルアップをしながら就職の機会を待とうと思いました。そこでハローワークの方にアドバイスをもらい、パソコンのスペシャリスト検定を学んで受験することにしました。これはハローワークを通してではなく、あくまでも独学です。まずは書店へ行き、スペシャリストの資格を学ぶ教材に目を通してみたのですが、とても自分だけで勉強できるものではありませんでした。
自分のレベルを上げるため、自己投資をしようと判断し、通信教材を取り寄せることにしました。教科書とCDーROM教材のセットで、4万4千円ほどでした。教材だけでなく、資格を取得した上での就職活動の仕方や、どんな求人があるのかなど、とても参考になる別冊の冊子もついていました。求人情報を見ながら、ワード、エクセルそれぞれ1ヶ月ずつ、家事の合間に猛勉強をしました。頭の中は長年子育てモードでしたから、少し頭を使うたびにすぐ疲れてしまい、長い時間勉強を続けることはできませんでした。最初は5分勉強して5分休憩。それが10分になり、15分になり。いつの間にか、勉強することが楽しくて仕方がなくなっていました。その後、ワードもエクセルも無事資格を取得し、積極的に就職活動を始めました。初めて面接に行ったのが、市役所の臨時職員の面接でした。とても緊張しましたが、パソコンのスペシャリスト資格も高く評価してもらい、トントン拍子に話が進んで、無事就職することができました。この不況の中、何度も何度も面接で落ちてしまうという話は何度と無く聞いていましたから、まさか自分が始めての面接で就職できるとは、夢にも思いませんでした。
仕事を見つけるということは本当に大変なことですが、しかししっかりと自分を高めていけば、このような時代でもきちんと評価してもらえるものだと感じました。今では仕事が本当に楽しいです。現状に甘えず、仕事をしながらも自分のキャリアアップにしっかりと努めていきたいと思います。